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近年のネットショッピングの利用頻度が増えたことにより、場所を問わず気軽に買い物を楽しむことができるようになりました。
手軽で便利な一方、詐欺被害や荷物の紛失などトラブルが多発しています。
例えばこちらです。
- 詐欺に遭った
- 住所や電話番号の記入を間違えた
- クレジットカードが使えない
- 商品が届かない
- 商品を返品したい
海外通販は日本語対応ができない場合もありますし、いっそう不安になりますよね。
そこで今回は、海外通販のよくあるトラブルの解決方法について徹底解説していきます。
これを読めば海外通販でトラブルが生じた際、より早い解決に繋がります。
詐欺にあった場合にどこに連絡する?

万が一海外通販を利用して詐欺にあった場合、どこに連絡すればいいのでしょうか?
詐欺被害に遭った時の連絡先はこちらです。
- クレジットカード会社
- 越境相談センター
詳しく見ていきましょう。
クレジットカード会社に連絡
決済を済ませた後に詐欺だと気づいた場合は、まずクレジットカード会社に連絡しましょう。
連絡先がわからなければ、クレジットカードの裏側を見ればカード会社の電話番号が記載されています。
返金の対応についてはカード会社の判断により異なりますが、電話する際には以下3つのことを伝えるようにしましょう。
- 支払い先の会社名
- 支払った日時
- 支払金額
支払いまでの流れを伝えることでカード会社が購入情報を確認する手間が省けるので、よりスムーズに対応をしてもらえます。
その後、詐欺会社への支払いを停止してもらうように言いましょう。
ただし、支払い停止をおこなうと一時的にクレジットカードが利用できなくなります。
越境相談センター
時間が経って被害に気づいた場合は、越境相談センター(以下CCJ)に相談しましょう。
CCJとは、海外の事業者とのトラブルにあった消費者のための相談窓口です。海外事業者とのトラブルについて専門的に取り扱っているので、困った時に相談しやすく、的確な情報を教えてもらえます。
しかしCCJはトラブルについての相談・アドバイスをしてくれる機関であって詐欺被害そのものを解決してくれるところではありません。
そのため、教えてもらった助言をもとに自分で処理する必要があるので注意ですね。
住所や電話番号の記入を間違えたら?

万が一誤った住所や電話番号を入力してしまった場合、どのように対応すればよいのでしょうか?
住所と電話番号それぞれの解決策について解説します。
住所を間違えた場合
住所記載を間違ってしまった場合、まずは国内の運送業者に連絡しましょう。
海外から荷物が届く場合「JAPAN」と書いてあれひとまず日本に到着します。その後運送業者が振り分けられるので、どこの会社が配送をするのか購入サイトの履歴から確認しましょう。
次にトラッキング番号を控え、運送会社に住所を記入ミスした旨について連絡をします。メールだと返信に時間がかかってしまうので、電話で連絡する方がよりスムーズです。
電話番号を間違えた場合
電話番号の入力間違いに後で気がついたとしても、基本的には何もしないで大丈夫です。
電話がかかってくる時は、運送会社が住所の記入漏れや配送について確認なので郵便番号・住所・名前さえ合っていれば無事に到着するでしょう。
ただし住所と電話番号どちらも間違えて入力してしまった場合、ただちに変更を申し出る必要があります。
配送情報については間違いがないようきちんと最終確認してから購入することが大事ですね。
クレジットカードが使えない場合は?

海外通販を利用する際、多くはネット決済で購入しますが万が一クレジットカードが使えない場合はどうすればよいのでしょうか?
まずは、以下の項目を確認してください。
- 入力内容のミス
- 利用限度額オーバー
- 不正利用対策によるチェック
- 国内専用のクレジットカードを使っている
- 有効期限切れ
使えない原因と対策について、それぞれ解説していきます。
入力内容ミス
クレジットカードが使えない原因の多くは、誤って入力していることです。
実店舗での支払いと違って、ネットでの決済は手動で入力するのでどうしてもミスが生じやすいですよね。入力する情報が多い上に1桁でも間違っていると反映されません。
クレジットカード決済ができなかったら、カード番号・有効期限・名前(ローマ字大文字)・セキュリティコード、全て丁寧に確認してみましょう。
カード番号、有効期限、名前(ローマ字大文字)、セキュリティコード、全て丁寧に確認してみましょう。
利用限度額オーバー
入力内容が全て合っているのに決済できないという時は、利用限度額を超えていないか確認してみてください。
利用限度額とは、クレジットカードの支払い上限金額のことです。
ひと月の利用限度額を超えてしまうと、次の引き落とし日までクレジットカードが使えないので注意しましょう。
また、限度額を超えていてもクレジットカードを使用したい場合は上限金額を上げるか、もしくは引き落とし日が過ぎるのを待つしかありません。
そのため、あらかじめカードの利用限度額を調べておき、あといくら使えて引き落とし日はいつなのかを把握しておくことが大切です。
不正利用対策によるチェック
個人によるミスではなく、カード会社の判断で強制的にカードの利用を停止させられてしまうこともあります。
カード会社は不正な取引が行われていないか24時間監視しています。不審な取引を発見するとカード会社の判断で利用を停止する場合があります。
たとえば不正利用の多い店舗で買い物をしたり、高額な商品をくり返し購入したり、普段の傾向とは違う買い物をしたりすると、カード会社は不審に感じてカードの利用を止めてしまいます。
もしこのような事態になったら速やかにクレジット会社に電話しましょう。
購入履歴について話説明して不正が無いと判断されれば、利用制限を解除してくれます。
国内専用のクレジットカードを使っている
一部サイトでは国内のブランドカードが対応していない場合があります。
クレジットカードには国内ブランドと国際ブランドが存在しています。国内ブランドは三井住友・クレディセゾン・三菱UFJなどが存在し、国際ブランドはJCB・VISA・AMERICAN EXPRESSなどがあります。
決済する前には使用したいカードのブランドの記載があり、利用できるかどうか確認するようにしましょう。
有効期限切れ
クレジットカードには有効期限があるため、有効期限を超えてしまうとカードは使えません。有効期限が切れるとクレジットカードは自動的に更新され、後日郵送れるので特別な手続きは必要ありません。カード会社によりますが有効期限は大体3〜7年が一般的です。
クレジットカードの有効期限をあらかじめ確認し、切り替え時期は別のカードを使用するなど事前対策をしておきましょう。
商品が届かない場合は?

オンラインで商品を購入したものの、万が一商品が届かない場合はどうすればいいでしょうか?
まずは、こちらをチェックすることをおすすめします。
- 購入したサイトから到着予定日を確認
- 運送会社のトラッキングナンバーを確認
- ショップメールに問い合わせ
- オークションサイトなど仲介業者に問い合わせ
- 調査請求を出す
個人で確認する方法や問い合わせ先など、詳しくご紹介します。
購入したサイトから到着予定日を確認する
注文した商品がいつ届くのか購入サイトから再度確認しましょう。
多くの場合注文履歴から配送予定日を調べることができます。
しかし、海外からの配送は国内配送に比べて到着までにかなり日数がかかることが多いです。サイトや国によって差はありますが、最低でも1〜2週間はかかると思っておくとよいでしょう。
運送会社のトラッキングナンバーを確認する
到着予定日に配送されなかった場合、トラッキングナンバーを確認しましょう。
トラッキングナンバーを確認ページに入力すると今商品がどこにあるのかが分かります。家の近くまで来ていれば数日後には届きますが、空港や発送国にある場合は何かしらのトラブルに巻き込まれているかもしれません。
また、配送状況は急に更新されることもあるので随時チェックし、異常があれば配送業者に問い合わせましょう。
ショップメールに問い合わせ
トラッキングナンバーが発行されていない場合は、ショップに直接メールで問い合わせてみましょう。内容は、発送日と到着予定日を必ず尋ねて下さい。その際には注文番号・商品名・名前・住所など、購入情報を記載しておくことでショップ側が素早く対応してくれるでしょう。
日本語が通じない場合は、現地の言語あるいは英語で問い合わせることになります。
オークションサイトなど仲介業者に問い合わせ
間を挟んだ取引の場合、業者がトラブルの対応をしてくれることがあります。
トラブルの内容にもよりますが、配送中に紛失した場合の返金対応や差出人への発注の促し、または現在の状況確認をしてくれます。予定日を過ぎても一向に荷物が到着しない場合、一度仲介業者に連絡してみましょう。
調査請求を出す
配達状況の確認や問い合わせをしても荷物が届かない場合は調査請求を出しましょう。
調査請求とは、注文したはずの商品が届いていない時に郵便局に現在の荷物の状況を調査依頼することです。
実際に調査してもらうためには、調査請求書を作成し郵便局に提出するだけなので誰でも簡単に利用できます。ただし、提出する際には以下2つの条件があります。
- トラッキング番号があること
- 6ヶ月以内に発送されたものであること
トラッキング番号がない場合は調査できないので、事前に確認しておきましょう。また、6ヶ月以内に発送されたものでなければ調査はできないので、気づいたら早めに調査依頼しましょう。
調査の結果については電話もしくは手紙で届き、荷物の発見や再配送の手配などをしてもらえます。また紛失されていた場合は、返金に対応してもらえます。
商品を返品したい場合は?

購入した商品を開封してみたら、不良品や全く違う商品が入っていた場合どのように返品すればよいのでしょうか?
返品する手順について詳しくご紹介します。
商品を返品する手順
- 「Returned Goods」と書かれたダンボールを用意する
- インボイスを作成する
- 送り状を作成する
- ダンボールに返品商品・納品書・返品書・インボイスを入れる
- 郵便局で送る
「Returned Goods」と書かれたダンボールを用意する
ダンボールは商品が届いた時に入っていた物を再利用すれば大丈夫です。
しかし返品商品であることが一目でわかるように「Returned Goods」とダンボールに書いておきましょう。
記載しておくことで返品の際に関税がかからないようにします。
書き漏らすと相手側に関税がかかってしまい受け取りを拒否されてしまうこともあるので、注意しましょう。
インボイスを作成する
インボイスとは海外に荷物を送る際に、送る商品について細かく記載した書類のことです。
インボイスがなければ海外に荷物を送ることはできません。
そのため、返品する商品の重さ・個数・値段などわかる範囲内で丁寧に書く必要があります。
インボイスは英語での記載になるので内容の誤記載に注意しましょう。
上記のようにして返品すれば大丈夫です。
送り状を作成する
送り状とは荷物を輸送する際に必要なラベルのことです。
海外に送る場合輸送手段によってラベルが異なるため、種類を確認してから書くようにしましょう。
郵便局に訪れれば手書きのラベルを作成できますが、郵便局のサイトからパソコン入力で作成もできます。宛名や商品名など全て英語記入で日本と真逆なので間違えのないように気をつけて書きましょう。
ダンボールに返品商品・納品書・返品書・インボイスを入れる
ダンボールに返品したい商品を入れたら、購入した時の納品書も同封しましょう。
納品書がない場合は注文確認のメールをコピーするなど購入履歴として提示できるものを準備する必要があります。
そして返品書を入れます。ショップによっては返品書がなければ対応できないところもあるので、失くさないようにしましょう。
最初から返品書が無い場合は、返品であることがわかるようなメモを同封しておくとわかりやすいです。購入日時や返品理由を記載することで、その後の処理を早くできます。
郵便局で送る
返品商品をダンボールでまとめたら郵便局で送りましょう。
輸送手段については以下のように3つあるので、返品商品の大きさと重さを考えながら決めることが大事です。
- EMS
- 国際小包
- 小形包装物
1つ目はEMS(国際スピード便)で送る方法です。
重さ30kg以内、胴の回りの長さが3m以内のものを早く確実に送ることができます。
国や地域によりますが、大体4~7日ほどで到着します。また追跡サービスもついているので商品が今どこにあるのか把握できて安心です。
しかし国際配送の中で最も配送料が高いため、重たい商品を返品したい場合はその分料金が高くかかってしまいます。
2つ目は国際小包で送る方法です。
30kg以内で胴の周りの長さが3m以内のものを送ることができ、日数としては6~10日で到着します。
追跡機能もついていますがEMSに比べて日数がかかるので、急ぎでなければ国際小包の方が安く利用できます。
3つ目は小形包装物で送る方法です。
重さ2kg以内で3辺の合計90cm以内が配送規定範囲です。そのため、軽くて小さい物なら小形包装物を使って送るとよいでしょう。
しかし、追跡サービスがついていないので、心配な方は追加料金410円を支払うことで位置情報を確認できます。
まとめ
ここでは、海外通販のよくあるトラブルと解決方法について解説しました。
お金を払ったのに商品が届かないと誰でも不安になってしまいますよね。
特に海外通販でトラブルに巻き込まれると、外国語が理解できず難しいというイメージがあります。
しかし、今回説明したやり方を落ち着いて実行すれば問題なく解決できます。
今後海外通販によるトラブルについて困ったことがあれば、ぜひチェックしてみてください。