スポンサーリンク
あなたは『赤口』という漢字をカレンダーで見たことがあると思いますが、どういう意味か知っていますか?
大安や仏滅の意味を知っている人は多いですが、赤口については正しい意味を知っている人が少ないと言われています。
一般的には、赤口の日は一日のほとんどが凶で、良くない日と言われることが多いです。
ただし、正午だけは吉になるとも。
私が結婚相談所に勤めていた時に赤口のことで相談が多かったのが、結婚式が赤口の日でも大丈夫かというものでした。
結婚式って、大安、友引、先勝を選ぶ人が多いもの。
ですが、カップルによっては、どうしても赤口の日にちしか予定が合わないこともあります。
また、結婚式以外では、入籍、お宮参り、七五三などのお祝い事、納車、引越し、法事、葬式を赤口の日に行っても良いか知りたい人も結構いるようです。
そこで、今回は赤口の正しい意味、お祝い事や他のイベントを赤口に行うのは良いか、そして過ごし方と注意点を詳しく解説したいと思います( ^^) _旦~~
スポンサーリンク
赤口の正しい意味は?
まずは、赤口の正しい意味とポイントを解説したいと思います。
こちらをご覧ください。
■チェック!
・「万事に用いない悪日」の意味
・正午(午前11:00~午後1:00)のみは吉
・火事や刃物に注意する
・法事をするのは問題ない
赤口は六曜のひとつで、「万事に用いない悪日」という意味です。
つまり、何事をするにも悪い日ということ。
赤舌口(しゃくぜつにち)ともいわれ、鬼が悪さをする日とされています。
もともとは陰陽道に由来するのですね。
陰陽道の説では、赤舌神(しゃくぜつしん)という門番の神が鬼を呼び、門を守らせていました。
その鬼が一日のほとんどの時間で暴れ回るのですが、午の刻(うまのこく)と呼ばれる午前11:00~午後1:00頃の2時間だけは、鬼が休んでいたようです。
ですから、基本的に凶日とされる中で、午前11:00~午後1:00頃だけは吉とされています。
また、赤という字は昔は「死」に関係したので、火事や刃物でのケガに注意する日とされています。
それと、法事をするのは問題ありません。
理由は、六曜のひとつである赤口と法事は無関係だからです。
赤口の意味について紹介しました。
続いて、赤口の正しい読み方を見てみましょう。
赤口の正しい読み方は?
赤口という漢字は、「しゃっこう」、「じゃっこう」、「しゃっく」、「じゃっく」、「せきぐち」、「あかぐち」、「あかくち」と複数の読み方がいくつかあるのですね。
結論から言いますと、すべて正しい読み方です。
一般的には「しゃっこう」と読む人が、圧倒的に多いと言われています。
ちなみに、私も「しゃっこう」と親から教わりました。
「しゃっこう」 読む人が多い
「じゃっこう」 読む人が多い
「しゃっく」 読む人が少ない
「じゃっく」 読む人が少ない
「せきぐち」 読む人が少ない
「あかぐち」 読む人が少ない
「あかくち」 読む人が少ない
しかし、地域によって他の読み方をすることもあります。
結婚式のイベント会社に勤めている同僚が、赤口を「じゃっく」と読んでいて、最初なんのことかサッパリ分からなかったのを覚えています(^-^;
「せきぐち」と読まれても、誰かの苗字と勘違いする人もいるかもしれませんね。
ただ、上記のどの読み方であっても正しいので、自信をもって読んでいただいて大丈夫です。
次に、赤口の日のお祝い事や法事について詳しく見ていきたいと思います。
赤口のお祝い事や法事は?
赤口の日に、結婚式や入籍などのお祝い事、納車、引越し、そして葬式や法事などを行うことを考えている人もいると思います。
そこで、それぞれの行事やイベントごとに、赤口の日の吉凶を表にしました。
こちらをご覧ください。
イベント | 午前 | 午後 |
---|---|---|
結婚式 | 凶 | 正午のみ吉 |
入籍 | 凶 | 正午のみ吉 |
お宮参り | 凶 | 正午のみ吉 |
七五三 | 凶 | 正午のみ吉 |
納車 | 凶 | 正午のみ吉 |
引越し | 凶 | 凶 |
葬式 | 影響なし | 影響なし |
法事 | 影響なし | 影響なし |
赤口の日は、正午ころの午前11:00~午後1:00のみ吉でしたね。
ですから、縁起の良し悪しを気にするならば、正午以外ではお祝い事などは行わない方が良いでしょう。
一方で、葬式、お通夜、法事などは、赤口の日でも問題ないと言われています。
それでは、それぞれの行事やイベントごとの過ごし方や注意点をひとつずつ見ていきましょう。
赤口の結婚式
赤口の日に結婚式を行う場合は、吉となる正午(午前11:00~午後1:00)に行うことをおすすめします。
正午以外の時間帯は凶となるので、できる限り避けた方が良いでしょう。
赤口の日に結婚式を挙げると、実は2つの大きなメリットがあります。
まず、結婚式場によっては割引サービスを受けられること。
赤口は正午の時間帯しか吉になりません。
ですから、縁起を気にする人は他の日を選びます。
しかし、結婚式場も稼ぎ時の土日が赤口になった場合、式を挙げてくれるカップルがいないと困ってしまいますよね。
そこで、赤口割引といって、赤口の日に結婚式を挙げてくれたカップルに色々と割引サービスをしてくれる式場があるのです。
例えば、費用の内の5~20%を割引してくれたり、新郎新婦の衣装が無料になったり、当日の式の様子の録画をプレゼントしてくれるなど。
縁起を気にしない人、節約したい人にとっては、赤口の日に結婚式を挙げるのはおすすめなのですね。
メリットの2つ目は、結婚式の当日に時間に余裕をもってゆったり式を挙げることができる点です。
大安の日の結婚式場は、たくさんのカップルが指揮を挙げるので、会場内は騒がしく、時間もタイトで忙しくなります。
一方で、赤口の日に結婚式を行う場合、結婚式場は希望がなければ、縁起を気にして正午のみで披露宴を設定するところも多いのですね。
ですから、赤口の日に結婚式を挙げるカップルが少ないため、ゆったりと時間に余裕をもって式をあげることができるというメリットがあります。
赤口の日に結婚式を挙げる時の過ごし方の注意点は、正午以外の時間は慎重に過ごすこと。
正午の時間帯だけは吉ですが、それ以外の時間帯は、もともと赤口はあまり良くない日とされています。
正午の披露宴をした後、二次会などで問題やトラブルが起きないように、できれば早めに切り上げることをおすすめします。
特に、お酒を飲み過ぎて失敗することのないように気をつけてくださいね!
スポンサーリンク
赤口の入籍
赤口の日に入籍する場合は、正午(午前11:00~午後1:00)のみが吉となります。
ですから、市役所に婚姻届を提出する場合は、正午付近に行ってください。
できれば、手続き終了が午後1:00までに終わればベストです。
それ以外の時間は凶なので、避けた方が無難でしょう。
赤口の日に入籍する場合の過ごし方の注意点は、正午以外の時間を注意して過ごすことです。
赤口は正午以外はもともと良くない日。
ですから、入籍が済んで気持ちが高ぶっても、騒いだり、飲み過ぎたりしないように気を付けてください。
せっかく吉である正午に入籍しても、その後で派手に行動して失敗したらもったいないですからね(^-^;
赤口のお宮参り
赤口の日のお宮参りは、吉である正午(午前11:00~午後1:00)の間に行いましょう。赤ちゃんは、気温が上がっていない朝の早い時間はぐずつきやすいです。
ですので、かえって正午頃の方が良いかもしれません。
ただ、正午以外の時間帯は、おすすめできません。
正午以外の時間は、良くないからですね。
もし、お宮参りの後に、親戚で集まってお祝いをするならば他の日をおすすめします。
せっかくのお祝い事なのに、親戚同士でトラブルになってしまったら悲しいですものね(>_<)
赤口の日の過ごし方の注意点は、やはり正午以外を慎重に過ごすことです。
赤口は、「赤」という漢字が入っているので、刃物でのケガが起こりやすい日。
意図していなくても、不意にケガをする可能性があります。
できれば、お宮参りの時間帯以外は、家で静かに過ごしましょう。
赤口の七五三
赤口の日の七五三は、吉である正午(午前11:00~午後1:00)の間に行いましょう。
子供も寝起きの朝早い時間に着付けをすると機嫌が悪くなるので、お宮参りと同様に、正午頃の方が良いかもしれませんね!
反対に、正午以外の時間に七五三を行うのは避けたいところ。
どうしても正午に予定が合わない場合は、他の日を検討した方が良いです。
赤口の日に七五三を行う時の過ごし方の注意点は、正午以外の時間を慎重に過ごすことです。
七五三を行う場合、家族や親戚で集まってお祝いをする人もいると思います。
特にお酒で失敗しないように、当日は飲み過ぎないよう気を付けてください。
火事や刃物でのケガにも注意しましょう。
スポンサーリンク
赤口の納車
赤口の日の納車は、正午(午前11:00~午後1:00)の吉の時間のみがおすすめです。
自動車を購入したお店には、正午に納車してくれるように頼んでください。
それ以外の時間帯は、避けたほうが良いでしょう。
正午以外は凶という、あまり縁起が良い日ではありませんからね(^-^;
正午といっても、2時間しかないので、もし他の時間になってしまうならば、他の吉日に変更しましょう。
赤口の日の納車の過ごし方の注意点は、納車後の運転は十分気を付けるです。
赤口は、基本的に凶日。
納車した後で嬉しくて愛車を乗ってドライブに行きたい気持ちは分かります。
しかし、調子に乗ってスピードを出すと事故の元。
特に赤口はケガに注意が必要なので、安全運転を心がけてください。
赤口の引越し
赤口の日の引越しは、一日を通しておすすすめできません!
赤口は正午(午前11:00~午後1:00)の2時間だけが吉で、他の時間帯は凶です。
引越しは時間がかかるので、2時間では当然終わりませんよね!
むしろ、凶の時間帯で作業することが多くなるはず。
そうすると、凶作用で問題やトラブルが起こる可能性が高くなってしまいます。
ですから、はじめから赤口の日は引越しをしない方が良いでしょう。
赤口の葬式
赤口の日の葬式は、基本的にどの時間帯に行っても問題ありません。
赤口は六曜のひとつですが、葬式とは特に関係がないからです。
ですから、赤口の日に葬式を考えている人は安心してください。
ちなみに、お通夜を赤口の日に行うのもOKです。
赤口の日がどうしても気になるという人は、正午(午前11:00~午後1:00)に告別式を行ってください。
赤口の日に行う葬式で気をつけたいのは、火事とケガです。
赤口は、もともと良くない日。
特に、火事やケガが起きやすいと言われています。
告別式に向かって家を留守にしたとき等、火の元には十分気をつけてくださいね!
赤口の法事
赤口の日に法事をするのは、どの時間帯でも問題ありません。
理由は、六曜のひとつである赤口と、仏教の法事とは無関係だからです。
ですから、1周忌、3回忌、7回忌なども赤口の日に行って大丈夫なのですね。
赤口しか予定が空いていないと悩んでいた人は、安心して赤口に法事を行えますよ!
赤口の日に法事をする時の注意点は、慎重に過ごすということ。
法事とは無関係とはいえ、赤口は基本的に凶日です。
火事やケガも起きやすいと言われているので、一日を通して慎重に過ごすことをおすすめします。
まとめ
赤口について、正しい意味と、お祝い事、納車、引越し、法事など、それぞれのイベント時の過ごし方と注意点について、詳しく紹介してきました。
最後に赤口の正しい意味とポイントをまとめておきますね。
■まとめ
・「万事に用いない悪日」の意味
・正午(午前11:00~午後1:00)のみは吉
・火事や刃物に注意する
・法事をするのは問題ない
赤口は、「万事に用いない悪日」という意味でした。
基本的には凶日とされ、慎重に過ごした方が良い日になります。
正午(午前11:00~午後1:00)のみ吉で、他の時間帯は凶。
なので、結婚式などのお祝い事は、正午の時間帯に行うことが良いとされます。
ただし、正午以外の時間は凶なので、お祝いの席は早めに切り上げるのが良いでしょう。
時間のかかる引越しに関しては、赤口には行わない方が良いということでした。
また、法事は赤口の日に行っても問題ありません。
ただ、赤口の日はもともと良くない日で、特に火事やケガが起きやすいとされていました。
ですから、火の元に十分注意して、慎重に過ごしましょう。
赤口について、正しい意味やイベントごとの過ごし方を知らなかった人は、今回の記事を参考にしていただけたら嬉しいです ^^) _旦~~
スポンサーリンク