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年賀状を書くといっても、数が多いと一苦労です。
できれば、年々数を減らしていきたい・・・
「去年まで書いていた知人には、今年は書かないようにしよう」と思って年賀状を出す数を減らしたら、年賀状を出していない知人から年賀状が届いてしまった!
そういう経験はありませんか?
こういう場合は、相手に「何で今年は年賀状を出してくれなかったの?」と思われないように、さりげなく年賀状の返信を出せば大丈夫です!
ですが、年賀状の返信にはマナーがあります。
マナー違反にならないためには、次のような疑問を解決しておく必要がありますよね。
例えば、以下のような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか?
- 年賀状の返信はいつまでにすればいい?
- 年賀状を出していない相手から届いたら?
- 喪中の場合に届いたらどうする?
年賀状というのは、直接あいさつに行けない代わり送る新年のあいさつです。
相手が年賀状を出してくれたのに、こちらが返信しないと今後の付き合いにも影響しかねません。
ですから、年賀状の返信をする時はきちんとマナーを守って返したいですよね!
今回は年賀状の返信について上の疑問に答え、マナーを詳しく解説しています。
返信で失敗しないように、一緒に見ていきましょう!(^^)!
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いつまでに返信したら良いか?
一般的には、返信は松の内の間にするようにしましょう。
松の内については、関東地方と関西地方で期間が異なります。
- 関東地方の松の内 ⇒ 1月1日~7日
- 関西地方の松の内 ⇒ 1月1日~15日
関西地方の方が松の内は8日ほど長いことが分かります。
お正月飾りを片付けるのも、1月7日を区切りとします。
年賀状が1月1日に自宅に届くのは、基本的には前年の12月27日までに出された場合です。
年賀状を出していない人から届いた場合は、その日のうちに急いで郵便ポストに投函すれば相手に2日程度で届きます。
[char no=”7″ char=”ジェイ”]松の内の間に相手に届けられるように、すぐに返信の準備をして投函しないとな![/char]
正月中に間に合わない場合
もし松の内までに相手に届かないとわかった場合は、「寒中見舞い」として返信します。
寒中見舞いは例年1月8日頃から2月3日までの寒中間に出すものです。
寒中見舞いを出す時は、年賀はがきを使わずお詫びやご挨拶を書きます。
年賀状ではないので、あけましておめでとうございます等のお祝いの言葉を入れずにまとめましょう。
寒中見舞いの例文を載せておきますので、参考にしてみてください。
寒中お見舞い申し上げます。
この度は早々に新年のご挨拶をいただきまして有難うございました。
新年のご挨拶が遅くなり誠に申し訳ございません。
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
昨年は色々とお世話になりました。
本年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。
まだ厳しい寒さが続きますので、くれぐれもお体をご自愛くださいませ。
寒中見舞いは、年賀状のお返しとして失礼だと感じる方もいるので、できれば松の内までに年賀状を届けるようにしましょう!
年賀状を出していない相手から届いた場合
年賀状を出していない相手から届いた場合は、基本的に松の内までに返信をするのがマナーです。
松の内までに返信する場合は、年賀状を出していない相手が目上の方、もしくはそれ以外の方かによって文章を考える必要があります。
これから、目上の方への返信、目上の方以外からの返信を例文と合わせて紹介したいと思います。
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目上の方への返信
目上の方には、「遅れて申し訳ございません」などのお詫びの文言を入れずに一般的な内容で返信しましょう。
お詫びの文言を入れてしまうと、新年の挨拶にも伺わず、年賀状も出さなかった失礼な人という悪印象を持たせることになってしまうからです。
仮にうっかり年賀状を出し忘れた場合でも、忘れた素振りを見せずに松の内の期間内に届くように出せば問題ありません。
年賀状には下記のような構成で書くことをおすすめします。
- 新年を祝う言葉
- お世話になったお礼
- 近況などの報告
- 相手の健康や幸せを祈る言葉
- 新年も引き続き支援をお願いする言葉
こちらの構成をもとに、目上の方への例文を載せておきます。
ぜひ参考にしてみてください。
謹んで新年のお慶びを申し上げます
旧年は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
私ども家族は年末に里帰りを致しました。
郷土の正月料理を味わいながら、お陰様で無病息災で新年を迎えることができました。
ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈りいたしております。
今年もご支援ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
年賀状を書くポイントは、ネガティブな言葉を入れないことです。
衰、倒、去、悲、病、暗、失などの漢字を含む言葉は避けましょう。
[char no=”5″ char=”セイラ”]去るという感じが入る「去年」はやめて、「旧年」とか「昨年」が良いわ![/char]
目上の方以外への返信
続いて、目上の方以外への返信です。
この場合は、2パターンあります。
1つ目が、目上の方への返信と同じで、挨拶が遅れたことへのお詫びの言葉を入れないパターン。
2つ目が、簡単にでも挨拶が遅れたことへのお詫びを一言入れるパターン。
目上の方以外の場合は、贈れたことへのお詫びの言葉を正直にいれる方もいますが、お詫びの言葉をわざわざ入れると相手が不快になる可能性もありますので、できればお詫びの言葉は入れない方をおすすめします。
目上の方以外の返信の例文を載せておきます。
今回はお詫びの言葉を入れたパターンにしてあります。
謹んで新春のお慶びを申し上げます
新年のご挨拶が遅れましたこと、大変失礼致しました。
皆様お変わりございませんでしょうか。
当方、結婚して初めての正月を故郷で過ごすことができました。
本年も良き年となりますよう、ますますのご活躍をお祈りいたします。
ことしもどうぞよろしくお願い申し上げます。
目上の方以外に年賀状を送る場合は、堅すぎない程度に近況報告をやや多めに書くと親しみがあって良いと思います。
喪中に届いた場合の対処
喪中に届いた場合は、松の内後に寒中見舞いを送りましょう。
寒中見舞いでは、近況などを報告すると良いです。
間違っても、喪中に年賀状を送ってはいけません。
喪中の場合は、年明け前に喪中はがきを送ることで身内に不幸があって新年のお祝いを控える意思が相手に伝わります。
しかし、不幸があった時にお祝い事を自重するという風潮は最近のマナーです。
故人を大切に思う気持ちがあれば、年賀状のやり取りをしても正確にはマナー違反にはなりません。
喪中はがきを出していても、年賀状が届くことがあります。
その際にも「喪中なのに・・・」と暗くならずに、年賀状を送ってくれた相手の気持ちを尊重しましょう。
まとめ
今回ご紹介しましたように、年賀状を出す場合にも返信する場合にも、さまざまなマナーが存在します。
年賀状をうっかり出し忘れてしまった相手から、年賀状が届いた場合には松の内の期限内に返信しましょう。
もし、松の内に返信した年賀状が届かないと分かったならば、寒中見舞いとして出します。
松の内に届けるのが間に合わないといって、返信しないというのはマナー違反なのでやめましょう。
[char no=”7″ char=”ジェイ”]いくら筆不精のオレでも、出してない相手から年賀状が来たら返信するぞ![/char]
お祝いの気持ちや相手を思いやる心があれば、ちょっとしたミスや遅れは問題にならないことがほとんどです。
年賀状を出すのは年に一度きりですから、年賀状の返信をする時は、期限内にマナーを守って行ってくださいね♪
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