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今年もインフルエンザが流行る季節になってきました。
インフルエンザにかかると高熱で苦しいし、熱が下がっても外出できなくて大変ですよね!
部屋の乾燥を防ぐためのインフルエンザ予防対策として、加湿器を使う家庭が増えています。
去年加湿器を使ってインフルエンザに感染しなかったからと、今年も加湿器を使うって方も多いですよね!
加湿器は定期的に掃除をしないと、カビ、水垢、カルキで汚れてしまいます。
部屋の中でカビが生えた汚れた空気を吸い続けると、風邪や肺炎などの病気を引き起こす可能性が高いです。
そこで加湿器の掃除で有名なのがクエン酸と重曹です。
「クエン酸と重曹が良いって聞くけど、どちらを使ったら良いかわからない」
このような疑問を持っている方は多いです。
今回は加湿器の掃除にクエン酸と重曹どちらが良いか、また効果的な使い方と取り扱いの際の注意点をご紹介します。
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加湿器の掃除はクエン酸と重曹どちらが最適?
結論からいいますと、加湿器の掃除でクエン酸と重曹はどちらも効果があります!
正確にはクエン酸と重曹のそれぞれ違う効果があるということです。
ただ、クエン酸は弱酸性で重曹は弱アルカリ性なので、性質は全く正反対です。
ですので、クエン酸と重曹を一緒に混ぜては効果はありません。
それでは、クエン酸と重曹のそれぞれの効果を見ていきましょう。
クエン酸の効果
まずはクエン酸の効果です。
クエン酸は弱酸性なので、アルカリ性の汚れを中和して除去します。
カルキ(水垢)は水に含まれるミネラルなどの成分が固まってできたアルカリ性の汚れです。
ですので、カルキの掃除にはクエン酸が効果的です。
クエン酸はレモンや梅干しに含まれる酸味の成分ですので、私たちのカラダにも安全です。
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▼おすすめのクエン酸はこちら▼
クエン酸を使用した掃除方法
さて、それでは加湿器の掃除でクエン酸をどのように使うかです。
クエン酸は加湿器の抗菌気化フィルターの掃除で使用します。
加湿器の抗菌気化フィルターといっても、メーカーによって形も色も多種多様です。
また、製品の型番によっても異なります。
メーカ―の型番ごとのフィルターの一例を下に載せておきますね。
【1】サンヨー CFK-F05C
【2】シャープ HV-FY5
【3】ダイニチ H060518
フィルター掃除の手順
フィルター掃除の順番はコチラです。
- フィルターが入る大きさのバケツ等を用意
- ぬるま湯4リットル(40℃以下)を入れる
- クエン酸30グラム(大さじ3杯)を溶かす
- 2時間つけ置きする
- 2時間後、水道水でよく洗い流す
- 風通しの良いところで水を切る
フィルターを掃除する時に気をつけることは2点あります。
1つ目は40℃以上のぬるま湯を使わないことです。
なぜなら、40℃以上ですとフィルターが傷むことがあるからです。
2つ目はクエン酸でつけ置き後に3分以上かけて水でよく洗い流すことです。
加湿器の使用頻度にもよりますが、抗菌気化フィルターは1か月に1回は掃除するようにしましょう。
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加湿器のタンクの掃除
続いて、加湿器のタンクを掃除します。
タンクの中には水道水の中に含まれるミネラルやカルシウムが固まったカルキ(水垢)が付いています。
それをクエン酸を使って溶かします。
タンクの掃除の手順はコチラです。
- ぬるま湯3リットルを加湿器のタンクに入れる
- クエン酸20グラム(大さじ2杯)を溶かす
- 1時間ほど運転して洗浄する
- 1時間後、タンクを取り出し水洗いする
クエン酸が入ったタンクで洗浄しても、私たちの体に害はありません。
ですが、酸味のある酸っぱいニオイがするので、換気することをおすすめします。
こちらに加湿器のタンクの掃除で参考になる動画を見つけましたので、よろしければぜひ。
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クエン酸の注意点
ただ、クエン酸を掃除に使用する時はいくつか注意点があります。
気を付けるポイントはコチラです。
- 塩素系の洗剤(カビキラーなど)と一緒に使わない
- 金属部分に使うとサビの原因になる
- 目や口に入ったらすぐに洗い流す
特に一番危険なのは、塩素系の洗剤と混ざった場合です。
クエン酸と塩素系のカビキラーなどが混ざると有毒ガスが発生します。
間違って混ぜてしまったら、窓を開けて換気して避難してください!
よくあるのが金属部分にクエン酸が付着してサビてしまうことです。
酸性のクエン酸は金属を溶かすため、サビの原因となってしまいます。
また、クエン酸を溶かした水が目や口に入ってしまったらすぐに洗い流しましょう。
クエン酸は天然成分ですが、酸性なので目に入るとしみる場合があります。
洗い流しても気になるようなら、お医者さんに診てもらってください。
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重曹の効果
続いて重曹の効果です。
重曹は弱アルカリ性なので、酸性の汚れを中和して除去してくれます。
加湿器の掃除で重曹が役立つのは「カルキの研磨」と「消臭効果」です。
カルキは基本的にはクエン酸で除去します。
しかし、なかには白く固まってしまってクエン酸で溶かすだけでは簡単に取れない場合があります。
そういった場合に重曹が活躍します。
重曹には研磨作用があるので、白く固まったカルキに対してスポンジに重曹をつけてこすります。
重曹のもうひとつの効果がカビや嫌な臭いに対する消臭効果です。
カビや嫌な臭いの成分は酸性であることが多いので、アルカリ性の重曹がカビと臭いを取り除いてくれます。
ちなみに、アルカリ性のカビは酸性であるクエン酸で取れます。
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▼おすすめの重曹はこちら▼
重曹を使用した掃除方法
重曹を使ってカルキを研磨
加湿器の掃除で重曹が効果的なのはカルキ(水垢)の研磨です。
カルキは水道水の中に含まれるミネラルやカルシウムが白く固まってできる水垢です。
固くなってしまったカルキは、クエン酸に浸しておくだけでは完全に除去できないことも多いです。
そこで、研磨作用のある重曹を使って、カルキを磨いて削り落とします。
重曹を使ったカルキの研磨の手順はコチラです。
- 重曹の粉末を水で軽く溶かす
- スポンジや使い古した歯ブラシにつける
- カルキ部分をこする
- ある程度こすったら、水でキレイに洗い流す
この場合の注意点は、重曹をある程度溶かしてからこすることです。
なぜかというと、粉末に近い状態でこすると素材が傷むことがあるからです。
それと、続いてクエン酸でカルキを除去する前に、しっかりと重曹を洗い流すことも大切です。
重曹が残っているとクエン酸と反応して中和されてしまい水垢が落ちません。
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重曹で消臭する
もうひとつ、加湿器の掃除で重曹が効果的なのが消臭です。
加湿器は長く使用しているとカビや雑菌が繁殖して臭いが出るようになります。
その気になる臭いを消すために重曹が効きます。
重曹の消臭方法はコチラです。
- 水3リットルをタンクの中に入れる
- 重曹の粉末20グラム(大さじ2杯)を溶かす
- 1時間ほど加湿器を運転する
- 1時間後にタンクを取り水で洗い流す
これでタンクの中のカビ臭さが取れます。
できれば2週間に1度の割合で重曹で消臭をすると良いです。
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重曹の注意点
便利な重曹にも、注意しなければいけないポイントがあります。
それがコチラです。
- 重曹には研磨作用があるので、こすり過ぎると傷になる
- 長い時間重曹に素手で触れていると肌が荒れる
- アルミ、畳、木製に使うと変色の原因になる
重曹は研磨作用があるので、カルキなどの頑固な水垢の塊を除去できます。
ですが、粉の粗い工業用の重曹を使用すると素材に傷をつけてしまうことがあります。
加湿器の掃除には粉の細かい家庭用の重曹を使うことをおすすめします。
また、重曹は弱アルカリ性なので長時間素手で触っていると皮膚を溶かしてしまいます。
重曹を扱う時は、ゴム手袋などを使用しましょう。
そして、重曹を使った失敗で多いのが素材の変色です。
特にアルミ素材は黒く、畳と木製素材は変色してしまいます。
畳のある和室で掃除しない、また掃除前に素材をチェックするなどして注意しましょう。
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おまけ(クエン酸と重曹の保管方法)
最後におまけとして、クエン酸と重曹の豆知識を披露したいと思います。
ちなみに、あなたは掃除で使用したクエン酸と重曹はどのように保管していますか?
これが意外と正しい保管方法を知らない人が多いようです。
クエン酸も重曹も湿気に弱いです。
どちらも水分を吸うと固まってしまいます。
クエン酸と重曹は保管方法が同じです。
保管の際の注意点を紹介しますね。
- 密封性の容器(瓶や真空パック)に入れる
- 高温多湿を避ける
- 直射日光を避ける
- 風通しの良い場所に保管
これらを守れば、食用ではないのでうまくいけば数年持つようです。
ネットでよく見かけるのがクエン酸や重曹を冷蔵庫で保管は間違いですから気をつけてくださいね。
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まとめ
「加湿器の掃除はクエン酸と重曹どちらが良いか」について説明してきました。
実際はどちらも違う性質があり、加湿器の掃除に役に立ちます。
掃除って用途に合わせた洗剤を選ばないと効果がでません。
クエン酸と重曹は実は全く異なる性質ですが、掃除で同じように使えると勘違いしている人も多いのが事実です。
間違った使い方をしていると、全く汚れが落ちませんので注意してください!
今回のお話で、クエン酸と重曹の正しい使い方を身につけていただけたら嬉しいです(*^_^*)
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