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日本で買うよりも安く買えたり、日本にない(海外限定)商品が買えるなどのメリットがあり、海外通販を利用する人は増えています。
ただ、初めて海外通販をする時は、不安や心配に感じる人が多いと思います。
例えば、こちらのような声をよく耳にします。
「詐欺サイトだったらどうしよう」
「支払い方法ってどうなんだろう」
「買った商品はちゃんと届くのかな」
「関税とか消費税って何だろう」
「英語は苦手だけど、住所や電話番号は何て書けばよいかな」
初めての海外通販で失敗しないために、これまで10年以上海外通販をしている私たちが、海外通販で注意しすべきポイントを詳しく解説します。
詐欺サイトを見分ける

海外通販をする上で一番心配なことは「この通販サイトは安全なのかどうか」ということではないでしょうか。
何よりも大切なことは、商品の安さにつられる事なく冷静に通販サイトの安全性を見極める事です。欲しい商品をお得に買えると思って海外通販サイトを利用したために詐欺にあってしまったら大変ですよね。
海外通販に初めて挑戦する方や、まだ始めて間もない方は大手の有名サイトを利用することをオススメします。有名どころではファーフェッチ、エッセンス、エンド、子供服であればベビーショップなどが挙げられます。
詐欺サイトの特徴はこちらです。
詐欺サイトの特徴
- 販売中のブランド品のほとんどが激安(定価の70~90%オフ)
- ショップの住所,電話番号,メールの記載がない
- 記載されているメールアドレスがフリーメールである
- 電話やメールをして反応がない
- 支払い方法が海外送金のみ
- 公式SNS(インスタ,フェイスブック,Twitter等)がない
上記の項目が複数当てはまったら、詐欺サイトの可能性があるので利用しない方が良いでしょう。
ブランド品を販売しているショップで、日本で販売されている定価より明らかに安い値段であれば、詐欺サイトの可能性が非常に高いです。
また、ショップのホームページに、住所、電話、メールの記載がない、あるいは電話やメールをしても反応がないところも怪しいです。
支払方法に、クレジットカード決済やPayPalがなく、海外送金のみの場合も利用しない方が無難です
クレジットカード決済やPayPalならば、トラブルが起きた時にクレジットカード会社やPayPalが間に入ってくれるので安心です。
ちなみに、海外のキャッシュバックサイト(Quidco,TopCashback,Mr.Rebates)に登録しているショップであれば、詐欺サイトの可能性は低いです。
なぜなら、キャッシュバックサイトへの登録審査が厳しいので、詐欺サイトは審査で落とされるからです。
もしも聞きなれない海外通販サイトを利用したい場合は、あらかじめインスタグラムなどのSNSでその海外通販サイトのアカウントがあるかどうかを確かめるのもおすすめです。
もしあった場合、水色の公式アカウントマーク(正式名称は認証バッジ)が付いているかどうかチェックしてみてください。
公式アカウントマークはインスタグラム側の条件を満たしたアカウントのみに与えられます。
公式アカウントマークが与えられる最も初歩的な条件が「本物であること」なので、公式アカウントが付いているアカウントは信頼度が上がります。
100%詐欺を見分けることは難しいですが、以上のことを実践して「おいしい話には裏がある」と思いながら慎重に通販サイトを選びましょう。
支払通貨

利用する通販サイトによって、支払いに可能な通貨は異なります。
為替は常に変動しています。海外通販サイトで商品を個人輸入する場合は、円の価値が高い状態である円高のタイミングが絶好のチャンスです。
日本円以外の通貨で支払をする場合は為替手数料などの費用がかかります。
商品ページに記載されている商品本体の値段よりも、グンと支払いが多くなることがありますので、こちらも事前に確認することが重要です。
支払方法
海外通販サイトでの支払方法は基本的に以下の3つです。
- クレジットカード
- Paypal(ペイパル)
- 現金の海外送金(口座振込)
クレジットカード
3つの中でクレジットカードが一番身近だと思います。
クレジットカードの種類によって使える場合、使えない場合がありますのでこちらも事前に確認してくださいね。
Paypal
海外通販サイトでクレジットカードを使うことに不安を感じる方もいると思います。
そんな時に便利なのがPayPal(ペイパル)です。
PayPalは事前にカード情報や銀行口座を登録しておくことで、決済時にはIDとパスワードの入力のみで支払いが完了します。
支払い先にクレジットカード情報を知られることなく決済できるのも魅力の一つです。また、業界最高水準の不正防止システムモデルが確立されており、強いセキュリティシステムで安心感があります。
現金の海外送金
最後に現金の海外送金です。
利用する銀行やサービスによって海外送金手数料が異なります。海外送金にかかる時間も決済サービスにより差がありますので確認が必要です。
どこの海外通販サイトを利用するかによって可能な支払い方法は異なりますので、最初に自身が利用したい支払方法があるかどうかをチェックしておきましょう。
関税と消費税
海外通販サイトを利用する場合、関税と消費税がかかることを覚えておく必要があります。
関税とは「輸入品にかかる税金」のことです。
関税の計算方法はこちらになります。
関税=(商品代金+送料+保険料)×関税率
関税率は品目によって異なり、毎月更新されるので購入時に確認しましょう。
個人輸入の場合は基本的に商品代金の60%に対して課税されます。
予想より多い割合ではありませんか?
しかし、嬉しいことに商品代金(国際送料を含む)の合計が1万6666円以下であれば免税となります。つまり消費税もかかりません。
合計金額が1万6666円を超えて20万円未満の場合は日本での消費税がかかります。
ここで注意したいのが、合計金額が1万6666円以下の場合でも革製品やセーターなど免税対象外のものもあり、課税されるいうことです。
配送方法によっても関税のかかりやすさが変わるので(同じものを買っても配送方法によって関税がかかる場合とかからない場合があったりするのです)購入時には配送方法にも注目してみてください。
住所と電話番号の書き方

購入時には配送先の情報として住所と電話番号を入力する必要があります。
英語での入力の場合、イメージとしては日本語とは逆の順番で全てローマ字を使って単語を並べていきます。
住所が長くなるときはカンマ(,)を使って適度に短くしましょう。
具体的には以下の順番で書きましょう。
【住所を書く順番】
- 市町村以下の住所
- マンションやアパートなどの部屋番号
- 市町村
- 都道府県
- 郵便番号(〒マークは不要)
- 国名
住所 例: 1225 sugita, Ayase tower 11, ,setagaya ward daita,Tokyo,153-8515,Japan
電話 例 : +81-3-1324-9786(03-1324-9786の場合)
電話番号は番号の前に「+81」をつけて入力します。
携帯電話でも固定電話でも同様です。
このとき電話番号の最初の「0」は取り除きます。
配送の遅延
海外では配送の遅延は日常茶飯事です。
日本の配送レベルはとても高く正確なので、同じような基準を期待しないように気長に待つことが大切です。
とは言え、あまりにも配送が遅延すると心配になりますよね。
購入時には配送方法が記載されていることが多いので、まずは配送までの目安の日数を確認すると安心材料になります。
配送の件で気になることは、まず利用した海外通販サイトに問い合わせてみましょう。
英語での問い合わせはハードルが高く感じられますが、今は便利な翻訳サイトが多数ありますのでぜひ活用してみてください。
海外通販サイトから配送会社に連絡をとってもらえることもありますよ。
それと、PayPalを利用して購入した場合は、PayPalに問い合わせると、素早く対処してもらえるのでおすすめです。
追跡の有無

配送に関して重要なポイントは、追跡の有無です。
安価な商品を購入した場合は、追跡なしで発送してくるショップも少なくありません。
しかし、追跡がないと、商品の所在が把握できずに困ることがあります。
私も過去に追跡なしで商品を購入して発送されたのですが、予定の到着日を過ぎ、気長に待つことにしました。
さらに1か月経っても届かないので、購入したショップに問い合わせたところ、「商品を紛失した可能性があります」との回答で、再度追跡ありで送ってもらいました。
2度目は無事に商品が届きましたが、この経験をしてからできるだけ追跡ありを選ぶようにしています。
ですから、購入時に追跡の有無を選べるのあれば、多少送料が高くなっても、追跡ありを選ぶことをおすすめします。
購入したショップから無事に商品が発送されたあと、手元に届くまで追跡が可能であればそのつど荷物(商品)が今どこにあるかを確認できます。
問い合わせもしやすいので、海外通販サイトを選ぶ際は配送方法まで事前に確認して追跡可能な配送方法があるところから買うようにしましょう。
日本のサイズと表記の違い
最後にお伝えしたい注意点はサイズについてです。
日本の製品と海外の製品ではサイズの規格が異なります。
同じS、M、Lという表記でも海外サイズは、日本サイズよりもワンサイズ大きめに作られていることがほとんどです。
例えば、ナイキの商品で普段日本サイズでMサイズを着用している場合は、海外のナイキショップで買う時は、ワンサイズ小さいSサイズが合うでしょう。
実寸サイズを確認して自身に合うものを選びましょう。実寸サイズの採寸表示もインチ表記されていることが多いです。
日本で親しみのあるセンチ表記とは異なりますのでお気をつけください。
服はもちろん靴のサイズ表記も異なりますので、日本サイズとよく比較しましょう。
まとめ
海外通販を初めてする方、そして海外通販をすでにしている方にとっても、今回のお話は参考になった部分も多かったと思います。
私自身も、海外の様々なショップで通販を利用してきましたが、初めて取引するショップは「このショップは大丈夫かな?」と不安なものです。
また、利用する国によっても、支払い方法、通貨、配送方法が異なるので、その都度良く調べてから買うようにしています。
初めて海外通販を利用しようと考えている方は、慎重すぎると思われるくらい色々と調べてから行った方が良いと思います。
海外通販は決してコワいものではなく、今回の注意点などをよく見ながら利用していただければ、メリットも多いので、ぜひ前向きにトライしていただければ嬉しいです。
海外通販についてのご質問などありましたら、お気軽にお問い合わせください。